「スプーン」と呼ばれるヒスイ製のペンダント。左右非対称の形状で、側面に沿って浅いくぼみが彫られています。つやのある斑状緑色のヒスイ石。「スプーン」の用途は不明ですが、シャーマンが幻覚薬を服用するためのスプーンとして用いられた可能性が考えられます。
参考資料:Michael D. Coe and others, The Olmec World, Ritual and Rulership, Princeton, no. 71 / L'Art Olmèque, Expo, Paris, 1972, n°14 / Mexique, Terre des dieux, Trésors de l’Art Précolombien, Musée Rath, Genève, 1998, n°27
オルメカ文明 巨石人頭像