ゴシック建築的な装飾が施された中世フランスの聖なる振り香炉。
パリのクリュニー中世美術館にも同タイプの振り香炉が収蔵されています。
正教会の司祭達は香炉に乳香を焚き、長い鎖をつけて大きく振り、香炉から立ち上る白い煙のように、祈りが神に届くことを祈って用いていました。現代の教会でもこのような香炉が使われている様子を見ることが出来ます。
傍に置くと、遙か遠い中世フランスの宗教的な安らぎが感じられます。