球体の両面に朱色の彩色が施された珍しい鐙型注口土器。
クリーム色の下地に想像力溢れる擬人化されたカニが細い線で描かれています。
このような擬人化されたカニがモチェの豊穣神と戦う姿がモチェ美術に良く描かれています。
- 参考資料 Christopher B. Donnan, Moche art of Peru, Pre-Columbian symbolic communication, Los Angeles, 1978, p. 57,
古代アンデス シパン王墓の奇跡 黄金王国モチェ発掘展p.90,91