古代ローマ時代のランプには神話や動物などがモチーフとして用いられていました。
このランプは表面にサテュロスの横顔と渦巻きの装飾、裏には明澄な2文字の装飾が施され、型押しで出来ており橙色の上薬がかけられています。
当時は照明として蜜蝋や獣脂のローソクが使われていたようですが、富裕層ではこのようなテラコッタのランプに繊維の灯芯でオリーブ油を燃やして照明としていたようです。