バビロニア マルドューク神 テラコッタ製 装飾品
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中世 青銅製印鑑 13世紀フランスサンジェルベ教会(修道院)の院長の印

文化様式 中世フランス
原産   フランス
年代   13世紀
素材   青銅
大きさ  3.9cm×2.5cm
価格   

背後に取り付けられた握り部品とアーモンド型の頭頂部が特徴的な珍しい青銅製の印鑑。あごひげを生やした人間の頭部と4本の脚を持つ想像上の生き物をかたどった彫刻が頭頂部に施されています。周りに彫られた« + S. PRIORIS . SCI . GERVASII», i.e. : « SIGNUM PRIORIS SANCTI GERVASII »という語句には、「サンジェルベ教会(修道院)の院長の印」という意味があります。
損傷もなく完璧な保存状態の古つやが美しい一品です。上品な形状、細かく質の高い彫刻および斬新な図像は、この作品の素晴らしさをより一層引き出しています。 サンジェルベ教会の院長は、フェーカンの大修道院に依存していました。教会は、征服王ウィリアム1世が1087年9月9日に亡くなった場所である、街を取り囲む城壁の外に建てられていました。聖歌隊席下の地下室は、ルーアンの最も古い司教たちの埋葬地として使われていました。実際この場所には初期キリスト教の古代墓地が広がっており、多くのサルコファガス(大理石の石棺)が発見されています。現在教会ではそのうちの2つを見ることができます。
サンジェルベ教会の院長は、カンタベリーの聖トーマスの巡礼にも登場します。また、イギリスのヘンリー2世やフランスのルイ7世もこの教会を訪れています。対象の人物は15世紀まで院長として在籍していました。